1月 ― 盆栽は“休んでいるようで、実はとても大事な時期”
- 1月25日
- 読了時間: 2分

一年で最も寒い1月。盆栽は成長を止め、静かに春を待つ季節です。
この時期は作業が少ないように見えますが、春の姿を決める重要な管理の季節でもあります。
植え替えはしない
1月は完全な休眠期。根を動かすと弱りやすいため、植え替えは行いません。
作業できるのは松柏類のみ
冬に触れるのは基本的に松柏類です。
黒松
五葉松
赤松
真柏
雑木類はこの時期は触らず、春まで待ちます。
行う作業 ― 樹形を整える季節
冬は葉が動かないため、形を作る作業に向きます。
剪定
針金掛け
枝伏せ
特に真柏はジン・シャリ作りができる季節です。
針金掛けは一度で曲げすぎず、6~7割までに留めて来年また曲げるのが基本です。
無理に曲げた後は乾燥した風に当てないよう、北風の当たらない軒下で管理します。
幹を守るためにラフィアを巻いてから曲げると安全です。
葉の管理(松の冬仕事)
黒松・五葉松は冬に「古葉取り」を行います。
前年・前々年の葉を整理し、風通しを良くして春の芽吹きを助けます。
※引き抜かず、必ずハサミで切る(芽を守るため)
水やり ― 木ごとに違う
冬でも水は必要です。ただし頻度が変わります。
基本
黒松・赤松・真柏・雑木:1日1回
五葉松
真冬:2~3日に1回たっぷり
水が多いと調子を崩しやすい
表面だけ濡らすのではなく、鉢底までしっかり与えます。
肥料
松類:少量なら可
雑木:基本不要
冬の色の変化は異常ではない
冬は見た目に驚きやすい季節です。
正常な変化
真柏・杉 → 茶色になる
桜 → 葉が落ちる
艶があれば生きています。しっかり水を与えて春(4~5月)まで様子を見ます。
春になっても戻らなければ枯れています。
置き場所 ― 冬は外で大丈夫
日本に自生している盆栽樹種は寒さにとても強く、基本は屋外管理です。
氷が張る程度の寒さで弱ることはありません。長期間室内に置くと、かえって樹が弱ります。
梅や桜など、花や実を室内で鑑賞したい場合は3〜4日、長くても1週間程度まで にし、鑑賞後は外へ戻します。
※南方系の樹種など一部例外はあります
冬でもやること
草取り
水やり
風よけ管理
静かな時期ですが、ここでの管理が春の勢いを左右します。
1月は「触りすぎない」ことが仕事
冬の盆栽は成長していないのではなく、春の準備をしています。
人が動かす季節ではなく、環境を整える季節。
手を入れすぎないことが最も大切な作業です。


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